2012年03月02日

財務省にも見放された野田首相

鉛筆歴史に悪名をトドロカスおまわりさん


財務省にも見放された野田首相

財務省にも見放された野田首相
【政治・経済】 Share 2012年2月27日 掲載


「総理の仕事は解散・総選挙」

もはや利用価値なし

 野田内閣といえば、増税を遂行するための「財務省カイライ政権」というのが衆目の一致するところ。シャカリキになって増税路線を突き進む野田首相は「勝栄二郎事務次官の操り人形」とヤユされてきた。ところが――。財務省が力量不足の野田を見限り、距離を置き始めているという。後ろ盾を失ったドジョウは、泥に沈んでいくだけだ。

 これまで「増税法案に政治生命をかける野田総理は立派。全力で支える」と手放しで称賛していた財務官僚たちが、最近はトーンダウン。「総理の最大の仕事は『話し合い解散』だ」とか言い出している。

「野田首相では、党内をまとめることができない。強引に増税法案を提出したところで、与野党協議が進まない以上、成立の見込みもない。こうなったら、法案成立を条件に自民党と『話し合い解散』の道を探ってもらうしかないでしょう。そうすれば、増税に道筋をつけた首相として、歴史に名を残しますよ。できれば6月までに解散・総選挙をやってもらいたい」(財務省幹部)

 なぜ6月までかというと、「大阪の橋下市長が率いる『大阪維新の会』の準備が整わないうちに」(同幹部)という理由だ。

 財務省にとっても、ポピュリズムの申し子のような橋下は脅威。橋下が霞が関の既得権益と闘う姿勢を鮮明にすれば、国民の圧倒的な支持を集めかねない。だから、維新の会の準備が整う前に選挙をしてしまえという魂胆である。

 悲願の消費税アップを実現するためなら、ドジョウ政権など潰してもかまわないのだろう。軌道修正した財務省は、さっそく新たな工作を開始している。野田には「増税には大義がある。堂々と国民の信を問えばいい」と進言。その一方で、自民党には「問責しかない」と耳打ちの二股膏薬だ。

「わが党も、財務相経験者の谷垣総裁はじめ、若手から人望がある林芳正参院議員や野田毅税調会長など、“主流派”は財務省の子飼いばかり。御しやすさでいえば、野田政権と変わらないかもしれません」(自民党中堅議員)

 総選挙になれば、増税を掲げる野田・民主党が勝つ見込みはゼロ。どこも過半数を取れなければ、政界再編が視野に入ってくる。財務省がもくろむのは「民自公の増税派で大連立」のシナリオだという。何でもかんでもアノ役所の思惑通りに進むとは思えないが、早期の解散・総選挙の結果、次の政権が財務省のお膳立てによる「増税大連立」なんてことになったら悲惨だ

 このままなら、野田は放っておいても自滅する。だが、国民生活まで道連れにされてはタマラナイ。心ある民主党議員は、トチ狂った野田が解散を口にする前に、力ずくで引きずり降ろすことだ。 .


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Posted by かてきんさん at 13:08│Comments(0)政治
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