2011年11月29日

【仕分けの正体】これが民主の本性…官僚笑い、国民泣く

【仕分けの正体】これが民主の本性…官僚笑い、国民泣く
2011.11.28
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20111128/plt1111280831000-n1.htm. .

【仕分けの正体】これが民主の本性…官僚笑い、国民泣く
小宮山洋子厚労相【拡大】

 23日の勤労感謝の日に、政府の「提言型政策仕分け」が終わった。あろうことか、官僚が使う予算は減らないのに、国民に払い戻す金は減るという仰天の評決が出た。財務省の完勝だ

 最後を締めくくった年金議論。小宮山洋子厚労相が会場を訪れ、仕分け人に迫られる形で「来年度から支給額を本来の水準に下げていくよう検討する」と述べた。テレビや新聞は「年金減額へ」と一斉に報じた。天下りや税金ムダ遣いは一向に減らないが、年金額が引き下げられることは既定路線になったのだ。

 仕分けが財務省の外局機関に落ちた“状況証拠”は山ほどある。

 例えば、今回の仕分けで、原子力や医療、年金など、国民の関心の高いテーマの進行役を勤めたのは、民主党の玉木雄一郎議員。若手で説明や仕切りがうまい。何度もテレビに映ったあのイケメンだ。

 2009年の政権交代選挙で初当選した1年生議員で、今回の大役は異例の大抜擢だった。関係者は「玉木氏は元財務官僚で、財務省の意向を確実に代弁できる人物だから」と言ってのけた。

 そもそも、毎回のテーマを供するのは財務省だ。予算査定資料をもとにリストを作り、そこから政府がTPPなど触れられなくない案件を除外し、テーマが決まる。次に財務官僚が議員と仕分け人を呼び、テーマについてレクチャーを施す徹底ぶり

 さらに行政刷新会議事務局長を務める「構想日本」の加藤秀樹代表も財務省OBである。やり方の指導や仕分け人の選定に関わっている。

 そして、仕分けの当日、はじめに各テーマの論点を説明するのは財務省の主計官だ。進行役の議員が財務省の作った資料を読み上げ、仕分け人らが財務省によるレクチャーで予習したとおりに話す。そして、財務省との打ち合わせどおりに、大臣が発言をするのである。

 仕分けとは、財務省がシナリオを描き、与党議員と民間人が役人を叩いてみせるが、言いっぱなしで実行はしないという八百長試合である。国民の不満のガス抜きになり、議員は存在をアピールでき、官僚は既得権を守れる。三方が丸くおさまるショーと言い換えてもいい。

 しかも、今回、役所ではなく、年金受給者を叩くようになった。そしてこの件はすぐに実行されそうだ。とんだ「深化」、「国民の生活が第一」もあったものだ。

 民主党政権は、財務省に代わり国家戦略室が政治主導で予算を編成し、行政刷新会議が政治主導で無駄の削減をするはずだったのに、予算編成も無駄削減も完全に財務省に主導権を奪われた。

 財務官僚の言葉が端的だ

 「民主党さんは見せ場さえつくってやれば、後はわれわれにお任せのショーアップ内閣だよ」 (ジャーナリスト・若林亜紀)=おわり




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Posted by かてきんさん at 09:25│Comments(0)政治
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