2013年02月24日

中国軍サイバー部隊、極秘任務は“兵器パクリ”! 

中国軍サイバー部隊、極秘任務は“兵器パクリ”! 
ハッカー攻撃の発信源と指摘された中国・上海郊外にある人民解放軍「61398部隊」が入居するビル=19日(ロイター)

中国軍サイバー部隊、極秘任務は“兵器パクリ”! 世界の「最新技術」狙い暗躍
2013.02.23
.http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20130223/frn1302231457005-n1.htm .

 米セキュリティー企業の調査で、存在が明らかになった中国人民解放軍のサイバー部隊。「61398」と呼ばれるこの集団は、世界中の公的機関や企業から膨大な機密情報を盗み出しているという。全軍の指揮を執る総参謀部の直轄で極秘任務を担うハッカー集団。その狙いは何だったのか。専門家は中国で次々と生み出される最新鋭兵器との関連を疑っている。 

 「Advanced Persistent Threat」(APT)

 邦訳で「高度で執拗な脅威」と呼び、米国で恐れられているサイバー攻撃の発信源の1つが暴かれた。

 2004年から調査を続ける米セキュリティー企業「マンディアント」(バージニア州)が「APT1」と名付けた集団のアジトは中国にあった。

 「追跡の結果、APT1は人民解放軍の『第61398部隊』に属するとみられることが分かった。この『61398』は総参謀部第3部第2局に所属するハッカー部隊で、通信傍受などによる諜報活動が主な任務。中国軍は部隊名の桁数が増すほど隠密度が高くなり、同じ5桁の特殊部隊と同程度の機密性があると考えられる」(外交筋)

 マンディアントの報告書では、部隊の拠点のひとつは開発区の上海・浦東新区の12階建てビルにある。世界の主要金融機関が集中する新区の中心部から車で40分ほどの距離で、ビルの近くには空港があるほか、住宅、商店なども立ち並ぶ。

 “隠密行動”を取るには人目につきやすい拠点だが、防衛関係者は「情報戦は、軍が単独で行うわけではない。民間企業や在野のハッカーとも連携している。浦東新区には『ハイテク開発区』と呼ばれる通信会社などが集中するエリアもある。ハッキングに必要な知識やスキルを持った人材が集まりやすい」とみる。

 実際に報告書では、部隊と「醜いゴリラ」「DOTA」「スーパーハード」なるコードネームを持つ3つのハッカー集団との連携を明かし、複数の民間企業や大学関係者を工作活動の「協力者」として名指ししている。

 先の防衛関係者は「軍産学の複合体が一体となってサイバー攻撃を仕掛けている。APT1とは別の話だが、世界進出を果たした中国の情報通信大手3社のトップはいずれも軍出身者だ。うち2社には、対米スパイ疑惑が持ち上がっている。この例をみても、中国が情報戦を国策の一環に据えているのは明白」と説明する。

 国家ぐるみのスパイ工作を担うサイバー部隊の役割と目的は何か。

 軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「世界各国の最新兵器のテクノロジーを盗み出すこと。企業や国家機関のネットワークに忍び込んで、各国の最新兵器の技術情報をハッキングする。集めた情報を盗用して自国の新兵器を製造しようという魂胆だ」と指摘する。“パクリ兵器”を生み出す先兵として働いているというわけだ。

 世良氏によると、製造の過程で、彼らの関与が疑われる兵器は多岐にわたる。

 「米軍が開発した無人航空機『プレデター』と『グローバルホーク』は、外見も中身も酷似した中国版が製造されている。さらに中国初の第5世代ステルス戦闘機『J31(殲撃31型)』は、米戦闘機『F35』の機密情報をこの部隊が盗み出しして作り出された疑惑がある」

 他国からの盗用ありきで軍備増強を進める中国軍。そういう意味では「同国の軍事兵器開発の根幹を担う非常に重要な部署」(世良氏)ともいえる。

 中国政府は「事実に反する」と報告書の中身を強く否定するが、強硬な態度の裏には秘められた「不都合な真実」があるということか。




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Posted by かてきんさん at 10:03│Comments(0)中国
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