2016年11月05日

ベトナム高官、中国の横暴激化を激白

ベトナム高官、中国の横暴激化を激白


ベトナム高官、中国の横暴激化を激白「日本が地域内のバランスを」
2016.11.04
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http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20161104/frn1611041725004-n1.htm



 中国の暴力的覇権拡大で、東アジアに緊張が走っている。南シナ海などで領土・領海を奪われてきたベトナムの政府高官らが「今そこにある危機」を訴えるために緊急来日した。事態の深刻化・緊迫化を憂い、日本が東南アジアの国々と協力して、地域の安定化に動くことを期待した。

 「われわれは1000年にわたって、中国の横暴に苦しめられてきた」

 ベトナム外務省顧問局長のティン・ホァン・タン氏は、こう語った。

 越中両国は近年だけでも、1974年にパラセル(中国名・西沙)諸島の領有権をめぐって武力衝突し、88年にはスプラトリー(同・南沙)諸島のジョンソン南(同・赤瓜)礁に中国が侵攻した。

 現在、中国がいずれも実効支配し、軍事基地化を進めている。

 ティン氏は「中国の目的は単に島を奪うだけではない」といい、続けた。

 「中国は南シナ海を支配して『海の道路』をつくり、太平洋に自由に出ていこうとしている。今後、中国と米国は東アジアの主導権をめぐって衝突するだろう。どちらが主導権を握るかは、今後10~15年で決まる。日本は中国のリスクにいち早く気付き、安倍晋三政権は『自衛のための政策決定』をしてきた。米国の同盟国である日本が、東アジアの国々とパートナーシップを結び、地域内のバランスを取ってもらいたい」

 ティン氏は5日午後、フィリピンの下院議員、ハリー・ロケ氏らとともに、東京都文京区の拓殖大学で開かれる講演会「緊迫する南シナ海情勢-ベトナム、フィリピン、そして日本-」(主催・南シナ海問題を考える会)に出席する。中国の脅威を肌で感じる会となりそうだ。


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Posted by かてきんさん at 08:01│Comments(0)中国世界国防
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